Hirokazu Tokugawa
 Dinosaur and Paleo animal sculptures

徳川広和 恐竜・古生物造形ギャラリーサイト

(English)


■百均で手に入る材料&一日10~20分の作業で恐竜模型製作
トリケラトプス編
金属線や接着剤は使わないので、子供さんでも比較的安全に作れる方法と思います。


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1日目
1日目は体の各部の芯を製作する所までです。

材料・道具
石粉粘土


粘土ベラ


体の各部の芯になるパーツを作ります。


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2日目
昨日作ったパーツが乾いて固まっている事を確認します。
左側の腸骨(腰の骨)を作り、胴体の前半部に粘土を付けて
お腹の厚みをだします。



上顎に鼻の上の角と左側の眼の上の角とフリルのパーツを
粘土と少しの水でくっつけます。



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3日目
2日目と同じ作業を右半身に行います。






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4日目
左足を胴体に粘土でくっつけます。





頭骨の左側の形を作ります。




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5日目
右足を胴体に粘土でくっつけます。
頭骨右側の形を作ります。


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6日目
下顎を粘土で上顎に取り付けます。


左前足を粘土で胴体に取り付けます。
粘土で肩甲骨の形を作ります。





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7日目
右前足を粘土で胴体に取り付けます。
粘土で肩甲骨の形を作ります。


首を作ります。






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8日目
首と胴体を粘土で接合します。



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9日目
前足と後ろ足の指を作ります。











この日からの作業は左側のみの作業になります。

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10日目
前足と後ろ足の形を作ります。


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11日目
顔のディテールを作ります。


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12日目
フリルの縁に突起を作ります。


フリルの表面を滑らかにします。


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13日目
首と肩の皮膚のシワ・弛みを作ります。




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14日目
前足の皮膚を作ります。


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15日目
お腹と後ろ足の皮膚を作ります。


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16日目
膝から足のつま先まで皮膚を作ります。




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17日目
尻尾を胴体に粘土で接合します。




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18日目
尻尾の形と皮膚を作ります。


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19日目
体表に突起をつけます。


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20-21日目
皮膚にウロコを彫ります。
最初に粘土を少し濡らし、粘土の表面を柔らかくします。


ヘラの先でウロコを彫ります。


粘土を乾燥させた後、筆で削りかすを取り除きます。


水を付けた筆でウロコをなでて、
ウロコの形を滑らかにします。



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造形作業終了

百均で手に入る材料&一日10~20分の作業で製作のトリケラトプス、
造形作業終了です。

今回は左半面のみの作業ですので、全身を完成させるには9日目以降の作業を
右半面側で行う事になります。
トータルで作業日数は一か月程度かと思います。
作品の大きさは全長約18㎝。
これくらいの大きさであれば2足歩行の恐竜でも作れますが、
立たせるには足をベースに固定するための金属線や
接着剤での接合等の工夫が必要になるでしょう。
色を塗るには、100均で手に入るポスターカラーかアクリル絵具が
良いでしょう。
今回紹介した方法は、私が中学生の時の作品製作方法が元になっていいますが、
小学生でも十分出来ると思います。
大事なのは「毎日少しずつ作る」事、です。時間を忘れて夢中になる事も、
自分の作業を冷静に見て区切りをつけられる事も、
物を作るうえでは両方大事だと思います。

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おまけ
アクリル絵具で色を塗りました。

「おまけ」なのは、使用したアクリル絵具が手持ちのもので、
100均の商品では無いからです。
ただ、100均で買える材料での作品製作例として、普段なら使う模型用塗料や
缶スプレー・エアブラシは使わず、筆塗りでシンプルに仕上げました。
眼には100均で売っているマニキュア用艶出し(トップコート)を点付けしています。
眼に艶が入ると生物感がグッと増します。作品仕上げの醍醐味を感じる瞬間です。



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